ハートケアグループ 有料老人ホーム

バーチャル旅行 ― 伊賀アドベンチャーワールド ― 準備編

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「ケアホーム伊賀」は8月1日で開設2周年を迎えました。1周年記念イベントは、「バーチャルハワイ旅行」を行いました。ご入居の方々に大好評だったことと、「今年は、どこに連れて行ってくれるの?」「動物が観たい」などの声もあり、2周年はサファリパークにご招待しようと企画や準備が始まりました。
30人のご入居者の皆様を旅行にお連れすることは出来ませんが、旅行に行った雰囲気を味わっていただいたり、楽しんでいただいたりする事はできる!と、職員全員で一丸となり意気込んで準備にかかりました。ケアホーム伊賀のイベントは、準備からご入居者と一緒に進めていきます。
まずは、時間のかかる動物作りから始めました。動物の形に切った段ボールにご入居者の方々が新聞紙を丸めて隙間なく貼りつけていかれました。新聞紙を丸める作業は、手のリハビリにもなります。しかし、そんなことよりかわいい動物が完成することが楽しみで、みなさん夢中で丸めては貼りつけて下さいます。大きなゾウを制作していると座っていては届かないので、自然と立って手を伸ばして貼りつけて下さっていました。
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そして、次は、丸めて貼り付けた新聞紙の上から、カーテンのいらなくなった布などを利用して巻きつけ、裏をテープで貼る作業です。みなさんで布を引っ張りながら協力し仕上げて下さいました。沢山の動物を次々と作り、どんどんイベントへの思いが膨らんでいきます。
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動物が出来あがると、前回のイベントで作ったさくら並木をサファリパークに変身させるために深緑の木々に変えていきます。手なれた様子で、あっと言う間に館内の景色がピンクから緑に塗り替えられていきました。
また、旅のしおりはご入居者が毎週練習されている習字で書いて下さり、とても素敵なしおりが出来あがりました。
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一方、職員はご入居者の方々に竹の中を流れてくるそうめんを召し上がっていただこうと、竹を縦に割る作業から始め、流しそうめんの道具を製作しました。すると、男性のご入居者が、近くで眺めていましたが、「もう、むずむずしてがまん出来ない」と言って竹割りに参加されました。「昔は、こうして薪を割って食事を作ったり、お風呂を沸かしたもんや」と、昔を懐かしみ楽しんでおられました。
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近所の道行く方々にも「それ、流しそうめんやなー、楽しみですね」と声をかけて頂き、
ますます、わくわく感が高まっていきます。
前日の夕食時には、「みなさん、今日は早く寝て下さいね。明日は、集合時間に遅れないように集まって下さいね。遅れたらバスは出発してしまいますよ」と職員がお伝えすると、
ノリのいいご入居者です。「はあーい。わかりました。明日楽しみでーす」とおっしゃり、
笑い声が響いていました。