ハートケアグループ 有料老人ホーム

ケアホーム伊賀 一銭焼き作り

ある日、ご入居者が「戦時中に、白鳥神社の鳥居の脇で一銭焼きを売っていたのを、家に帰ってからお金を持って行って、買って食べるのが楽しみだった」と職員に話してくださいました。そのお話を聞き、「では、その一銭焼きを焼いてみましょう!」と、お昼に皆様と焼いてみることになりました。
まず、皆様に「一銭焼き」がどんなものだったかを聞いてみました。
皆様から聞いた作り方は、小麦粉と水と卵を混ぜた生地を、薄く、丸い形に鉄板の上に伸ばし、その上に天かす、ネギ、紅ショウガ、こんにゃく、ちくわ、キャベツをのせます。またその上に、生地を少しかけて焼き、ひっくり返してまた焼き、こてで押さえて、ソース、マヨネーズ、青のりをかけて、できあがりというものでした。
一銭焼きについて少し調べたところ、一銭焼きはお好み焼きの元になった料理といわれており、ねぎ焼きやキャベツ焼きなどのアレンジ料理として今も残っているそうです。
各テーブルにホットプレートを置き、キャベツ、ねぎ、こんにゃく、たくあん、紅ショウガ、天かす、キムチ、ちくわなど、当時よりいろいろな種類の具で、皆様と一緒にワイワイいいながら焼きました。
DSC05234.JPG
「当時を思い出す」「懐かしい」と笑顔で喜ばれ、普段の昼食よりもたくさん召し上がっていただけました。
DSC05243.JPG
一銭焼き写真編集1.jpg
皆様、「満腹」「もう食べられない」とおっしゃっておられましたが、その後の3時のおやつは、しっかり召し上がっておられました(笑)